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自分の物語 書くのは自分 主人公も自分 いつか笑って読み返したい 自分の物語 1997年、既に開催が決まっている写真展のために 撮影の旅に出た。 当初明るくハッピーな世界を撮りたいと勢い込んで出かけたが プレッシャーからか、気分は乗らず思い通りの写真が撮れない。 旅もひと月が過ぎ、ますます焦り落ち込む日々が続いた。 ある日、田舎道の写真を撮っている時、突然ひらめいた。 「写真には撮る人の感情が写る」 こんな気持ちで、明るく開放的な世界を撮ることは出来ないんだ。 今の僕に撮れるのは 「僕は悩んでいる。気分は最悪。どうしたらいいか分からない」 そんな写真しかないだろう。自分を偽ることは出来ない。 その時、「悩む自分、もがく自分をそのまま表現すればいいんだ」 ということに気がついた。 ファインダーを覗きながら「自分への道」というタイトルが頭に浮かんだ。 それからの旅は心の中のネガティブなものを受け入れながら、 だけど僕はこっちに向かいたい、そんな気持ちで旅を続け、写真を撮った。 写真選びやタイトルをつけるときも、抜け出したい心の殻のひとつひとつを 写真にぶつけていった。 そして悩み、もがいた写真展は完成した。 2006年10月10日 2冊同時発売 14cm×17cm 縦型 ハードカバー 96ページ PIE BOOKS刊 各¥1,344(1,280+税) 2006年12月3日 HABU |